いい加減、この江畑の話も終わらせないといけませんよね?
皆さんにとっていい店って、色々あるとは思うんです。
例えば、料理や素材の質が高いことであったり、店の設えがよかったり、
スタッフのサービスがよかったり。
この江畑、僕はこの間「とても気持ちいい」とか「ホスピタリティ」という言葉で語りました。
でも、この店のことを「常連贔屓にして、客の横でマスターが飲んでいる店」と批判する人もいます。
正しい情報であるし、間違っているとも思います。
「いい肉を皆に平等に供し、誰に対しても平均以上のサービスをする」
ということを求める人には確かにダメな店かもしれません。
でも、常連とそうでない人で扱いが変わるのは当然だと思うんです。
常連の方がどちらかといえば大事な存在だし、そもそも初めての人の好みなんてわからないから
扱いが変わらない方が違うと思うんですけどね。間違ってますか? お店もご商売ですから。
じゃあこの江畑、常連とそうでない人とで扱いが違うのか?というと、そういうことでもありません。
大体、僕も常連じゃありませんから。京都にいた大学時代から行ってはいるけど、
決して便利な場所じゃないし、僕の生活圏ではなかったから、せいぜい数か月に一度。
今回なんて、たぶん2年半ぶりくらいです。
でも、「郷に入れば郷に従え」じゃないけど、
この店は「店を楽しもう」とすれば、それに応えてくれるんです。
メニューもあり、値段も書いていあるけど、
向こうの方にいるお客さんが食べているものが美味しそうで、欲しければ「こっちもあれ」と
注文するだけだし、店の人と話をしている間は、カウンターの前に立ってお肉を焼いてくれるし。
そういえば、一枚目のネギが焼けている写真もそうです。
これは、「ギャラネギ」と言って赤セン(ギャラ=牛の4番目の胃)とネギを焼いたもので、
多くのお客さんが注文しているのにいまだにメニューに載っていないものです。
つまり、「肉はA5」だとか、四角四面に店を評価しようと数値化すると捉えられないけど、
店を楽しもうとするとドンドン楽しく、美味しくなってくる店なんです。
僕が行くとマスターではなく、この今西さんに担当が当たることが多いんですが、
お肉の話をしてもお酒の話でも街の話でも何を話しても楽しいです。
ブログをやっておきながらこんなことを言うのもなんですが、
検索サイトで評価の高い店を探す前に「やられたなあ」と失敗しながらでも
自分にフィットする店を探してみてはいかがですか?
それは、目的地に向かって、地図通り、ナビ通りに最短距離を歩くのではなく、
街を迷うように歩いた方が、その面白さがわかるのと同じだと思います。
効率だけ追い求めていたら、(皆さんそれぞれにとっての)大事なものを見落とすような気がします。
僕は、いろんな街の「黒帯」になりたい。
※「街の黒帯」 Ⓒバッキー井上(錦・高倉屋)
そうすれば、普段の景色、出来事ももっと楽しくなると思います。
<江畑>
京都市上京区六軒町通下ル長者町東側四番町148-1
tel.075-463-8739
営業時間 17:00~22:00
水曜休
参照サイト http://r.tabelog.com/kyoto/A2605/A260501/26001035/
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